三重県名張市赤目町丈六(じょうろく)で13日、天理教名滝(なたき)分教会の木造一部2階建て延べ約465平方メートルを全焼する火事があった。焼け跡から、分教会の教会長、堀内茂さん(57)の妻和代さん(55)と高校3年の次女未代理(みより)さん(18)が遺体で見つかった。死因はいずれも一酸化炭素中毒だった。
県警名張署によると、分教会は住宅も兼ね、堀内さん親子3人が暮らしていた。出火は13日午前0時ごろで、和代さんが2階で気付き、1階の茂さんを起こした後、未代理さんを起こそうと再び2階に戻ったらしい。住宅の1階風呂場付近が激しく燃えていたとの目撃情報があり、同署は出火原因を調べている。
未代理さんが通う高校などによると、未代理さんは大学受験中で、教員を目指していたという。担任教諭(33)は「明るく元気で、みんなの信頼が厚かった」。近所の男性(60)は「すれ違っただけであいさつしてくれ、地区の人気者だった。家族は仲が良かった」と話した。
現場は、近鉄赤目口駅の北約500メートルの田園地帯。
毎日新聞 2011年2月14日 20時18分
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